(2)河川護岸




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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲ 問題 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1 一般
………………
 a, すり付け護岸は、屈とう性があり、かつ、表面形状に凹凸のある連節ブ
  ロックやかご工などが適しているのか? (h26)

………………
 b, コンクリート張工に用いるコンクリートは、スランプを大きくしてコン
  クリートの流動化をはかるのか? (h26)

………………
 c, 護岸肩部の洗掘防止には、護岸の天端に水平折り返し(天端工)を設
  け、折返しの終端には巻止めコンクリートを設けるのか? (h26)

………………
 d, 鉄線蛇かごの詰め石の施工順序は、まず石を緩く入れておき、低い方か
  ら順次かごを満杯に詰め込んでいくのか? (h25)

………………
 e, 護岸部の覆土や寄せ石の材料は、生態系の保全、植生の早期復元、資材
  の有効利用のため現地発生材を利用するのか? (h25)

………………
 f, かごマットは、現場での据付けや組立作業を省力化するため、かごは工
  場で完成に近い状態まで加工するのか? (h25)

………………
 g, 河川護岸として蛇かごを施工する場合の詰石は、常に蛇かごの編み目よ
  大きい玉石又は割石を用い、法先より逐次天端へ詰め込むのか? (h24)

………………
 h, 掘込み河道などで残留水圧が大きくなる場合の護岸には、必要に応じて
  水抜きを設けるが、その場合に堤体材料などの細粒土が排出されるよう
  考慮するのか? (h24)

………………
 i, 石張り(積み)の護岸工では、布積みと谷積みがあるが、強度の強い布
    積みを原則としているのか? (h26,25,21)

………………
 j, 護岸には一般に水抜きを設けないが、掘込河道等で残留水圧が大きくな
    る場合には、必要に応じて水抜きを設けるものとするのか? (h20,16)

………………
 k, 護岸の表面に凹凸があれば流水の抵抗が大きくなり、これによって基礎
    部の洗掘や土砂の吸出しが生じ護岸の破壊の原因となるため、護岸の表
    面は平滑にしなければならないのか? (h16,h14,h12)

………………
 l, 鉄線籠類の護岸は、屈とう性に富み、のり面に新たな草木が根づく等の
    特徴があり、近年鉄線の耐久性が向上し、また裏面に吸出し防止マット
    を併用したこと等、従来の弱点が克服されたことで、多自然型護岸工法
    の1つとして使用されているのか? (h14)

………………
 m, 堤防護岸又は急流河川の護岸の施工にあたっては、護岸を施工したため
    に主流を呼び入れる等洗掘を増大する例が多いので、根固め水制等の流
    速を減ずる工法を併用することが望ましいのか? (h18,13)

………………
 n, 護岸の破壊は直接法面より生ずることが多く、基礎の洗掘による破壊は
    まれであることから、護岸の施工にあたっては、法覆工に重点を置いて
    施工を行うべきであるのか? (h13)

………………
 o, 河川の護岸では、水位下降の際の残留間隙水圧により背面土砂が流出し
    空洞が生じることがあるので、裏込め栗石は背面土に応じた粒度配合の
    ものを用い、目地や継目の施工は入念に行う必要があるのか? (h10)


………………………………
問2 多自然(型)護岸
………………
 a, かごマット護岸は、屈とう性があり、かつ空隙があるので生物に優しい
  護岸構造であるのか? (h27)

………………
 b, コンクリート護岸は、現地の表土を用いて覆土を行うことにより、河岸
  の植生が回復、維持され、川の生き物たちに住みよい環境を提供するこ
  とが可能であるのか? (h27)

………………
 c, 自然石を利用した石積みや石張り護岸は、強度もあり当該河川に自然石
  がある場合にはこれを活用することにより、周辺と調和した優れた工法
  となるのか? (h27)

………………
 d, 空石張(積み)護岸は、河川環境面で優れているので、外力に対して安
  定性を確認し、目地は少しでも生物に優しい構造になるように浅目地と
    するのか? (h27)

………………
 e, かご系護岸は、屈とう性があり、かつ空隙があるため、かごの上に現場
    発生土を覆土しても植生の復元が期待できないのか? (h22)

………………
 f, 覆土は、現場発生土を利用して植生が繁茂する厚さを確保し、敷均し後
    十分締め固めるのか? (h22)

………………
 g, 練石張工法では、目地は浅目地として植物繁茂の効果が期待できるの
    か? (h22)

………………
 h, 空石張工法では、流体力に対しての安定性を検証の上、石のかみあわせ
    を十分に行うのか? (h22)

………………
 i, 多自然型護岸の低水路の法線形は、もともとの川の低水路の法線形を参
    考に緩やかに蛇行させるのか? (h18)


………………………………
問3 低水護岸工
………………
 a, 低水護岸の天端工は、天端部分が洪水による侵食が予想されない場合で
  もその端に必ず巻止工を設置するのか? (h23)

………………
 b, コンクリートブロックの法覆工では、流水による法覆面の一部の破壊が
    全体に及ばないように、一般に、堤防の縦断方向に10〜20m間隔で、構
    造目地を設けるのか? (h19)

………………
 c, 基礎工天端高は、洪水時に洗掘が生じても護岸基礎の浮上がりが生じな
    いように、原則として、計画河床高の高さとするのか? (h23,19)

………………
 d, 護岸工の上・下流の端部は、流水による洗掘の防止対策として、砂礫層
    以外では一般に鋼矢板又はコンクリート矢板で小口止めを設けるのか?
    (h19)

………………
 e, 護岸肩部の洗掘防止には、護岸の天端に幅1〜2mの水平折り返し(天端
    工)を設け、折り返し終端には巻止めコンクリートを設けるのか?
    (h19)


…………………………………
問4 根固工
………………
 a, 根固工は,大きな流速の作用する場所に設置されるため,流体力に耐え
    る重量で,護岸基礎前面に洗掘を生じさせない敷設量であるのか? (h28)

………………
 b, 捨石工の施工は、土砂の吸出し防止のために表層に大きな石を用い、内
  側に栗石又は砂礫を目つぶしとして用いるのか? (h25)

………………
 c, かご系の根固め工は、屈とう性があり多孔質であるため、河床変動を抑
  制するとともに水際の多様化にも適しているのか? (h25)

………………
 d, 根固工と法覆工との間に間隙が生じる場合には、栗石など適当な間詰石
  を施すのか? (h28,25)

………………
 e, 異形コンクリートブロックの乱積みは、河床整正を行って積み上げるの
  で、水深が深くなると層積みと比較して施工は困難となるのか? 
     (h25)

………………
 f, 根固工は、河床変化に追随できる根固ブロック、沈床、捨石工等屈とう
    性のある構造とするのか? (h21)

………………
 g, 根固工の敷設天端高は、護岸基礎の天端高と同じ高さとすることを基本
    とするのか? (h28,21)

………………
 h, 根固ブロックを連結する場合は、据付け完了後、連結用ナットが抜けな
    いようボルトのネジ山を潰しておくのか? (h21)

………………
 i, 根固工は、護岸基礎と構造上一体となるよう連結するのか? (h21)

………………
 j, 護岸基礎前面の洗掘を防止するための根固工の敷設幅は、護岸前面に河
    床低下が生じてもブロック1列又は2m程度以上の平坦幅が前面に残るよう
    に確保するのか? (h20)

………………
 k, 根固工は、基礎工前面の河床の洗掘を防止し、基礎工の安定をはかるた
    めに設けるもので、基礎工と連結し、河床変化に追随しない構造とする
    のか? (h28,23,18,16,15,13,12,11)



…………………………………
問5 すり付け工
………………
 a, すり付け工は、護岸天端工と背後地の間から侵食が生じることが予測さ
    れる場合に施工して、低水護岸の天端部分を洪水による侵食から保護す
    るものであるのか? (h21)

………………
 b, すり付け工は、護岸の上下流端で河岸浸食が生じ、護岸が破壊されるの
    を防ぐために設けるもので、粗度が小さく、剛性のある構造とするの
    か? (h23,20,18,16,15,11)

………………
 c, すり付け工の横断勾配の施工幅は、最低限の法覆工及び天端工の範囲を
    含め、また、法尻の侵食を防止できるよう河床面に適切な垂らし幅を確
    保するのか? (h17)

………………
 d, 一般に、護岸の両端部(特に下流端)は、洗掘され破壊の原因となるこ
    とが多いので、新設する護岸と在来の河岸との接続部にはより強度の高
    い護岸を設け、すりつけ区間とすることが望ましいのか? (h10)


…………………………………
問6 天端保護工
………………
 a, 天端保護工は、低水護岸の天端部分を洪水による浸食から保護するため
    に設けるもので、屈とう性のある構造とし、流体力の作用に対して安全
    な厚さとする必要があるのか? (h15)

………………
 b, 天端保護工は、天端工と背後地の間から浸食が生じることが予想される
    場合に設けるもので、その幅は1.5〜2m程度としている例が多いのか?
    (h18,11)


…………………………………
問7 法覆工
………………
 a, 法覆工に連節ブロックなどの構造を採用する場合は、裏込め材の設置は
  不要となるが背面土砂の吸出しを防ぐために吸出し防止材の敷設が代わ
  りに必要であるのか? (h24)

………………
 b, 法覆工が平板ブロックの場合は、法面の不同沈下が生じないよう十分締
  め固めた強固な法面をつくり、ブロックの目地にモルタルを完全に充て
  んするなど入念に施工するのか? (h24)

………………
 c, 法覆工の表面は、なるべく粗に仕上げ、護岸に沿う流速を弱め、脚部の
    洗掘を軽減するのか? (h21)

………………
 d, 法覆工の高さは、高水護岸では原則として堤防天端までとするのか? 
    ただし、植生被覆等の効果等も勘案して過大な範囲とならないように留
    意するのか? (h18,15,12)

………………
 e, 護岸は出水時等による最も受けやすい部分であるので、局部的な破壊が
    直ちに全体に影響を及ぼさない等の観点から、法覆工が堤体、河岸の変
    形にある程度追随できる構造となっているほうが望ましいのか? (h14)

………………
 f, 法覆工に作用する掃流力は、流速の2乗に比例するので、法覆工の施工
    にあたっては、その表面をできるだけ平滑にして流水を安定させ、又剛
    性を持たせるとともに、土砂の吸出しのないようにすることが大切であ
    るのか? (h13)

………………
 g, コンクリート張工やコンクリートのり枠工等の法覆工は、施工性や温度
    変化による収縮を考慮して適当な間隔で目地を設けることが必要である
    のか? (h12)

………………
 h, コンクリートのり枠工は、コンクリートブロックなどの目地の弱点を補
    強するほか、護岸の粗度を増し、さらに、法覆工の堤体への食込みを行
    って強度の増大をはかろうとするものであるのか? (h10)



…………………………………
問8 基礎工
………………
 a, 基礎工天端高は、洪水時に洗掘が生じても護岸基礎の浮上がりが生じな
    いよう、過去の実績の最深河床高等を評価することにより設定するの
    か? (h20)

………………
 b, 基礎工天端高は、計画河床高と現況河床高のうち低いほうより0.5m〜1.5
    m程度深くし、また、根固工を設置する場合には、その敷設天端高は、基
    礎工天端高より低くすることが望ましいのか? (h17)

………………
 c, 護岸の基礎工は、法覆工を支持して法覆工の滑動、崩壊を防止し、止水
    矢板を設けたときは、基礎から堤内への漏水を防止するようにしなけれ
    ばならないのか? (h14)



………………………………
問9 縦帯工
………………
 a, 縦帯工は、法覆工の延長方向の一定区間ごとに設け、護岸の変位や破損
    が他に波及しないよう絶縁するために施工するものであるのか? (h21)








…………………………………………………………………………………………
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲ 解答 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
…………………………………………………………………………………………
問1
………………
 a, ○
………………
 b, × 「スランプを大きく」ではなく、スランプを小さくして、コンク
    リートの流動化を防止する。
………………
 c, ○
………………
 d, ○
………………
 e, ○
………………
 f, ○
………………
 g, ○
………………
 h, × 「細粒土が排出されるよう」ではなく、「細粒土が排出されないよ
     う」である。
………………
 i, × 強度が強いのは谷積みであり、一般に用いられている。
………………
 j, ○
………………
 k, × 護岸の表面が平滑であれば流速が大きくなり、これによって基礎部
        の洗掘や土砂の吸出しが生じ護岸の破壊の原因となるため、護岸の
        表面は凹凸を付けなければならない。
………………
 l, ○
………………
 m, ○
………………
 n, × 護岸の破壊は、基礎工前面の河床洗掘により、基礎工および法覆工
        が破壊することが多いので、基礎工に重点を置いて施工を行う。
………………
 o, ○


………………………………
問2
………………
 a, ○
………………
 b, ○
………………
 c, ○
………………
 d, × 浅目地ではなく、深目地とする。
………………
 e, × 植生の復元が期待できる。
………………
 f, × 
………………
 g, × 「浅目地」ではなく、「深目地」とする。
………………
 h, ○
………………
 i, ○


………………………………
問3
………………
 a, × 
………………
 b, ○
………………
 c, × 基礎工天端高は、計画河床高と現況河床高のうち低いほうより0.5m
    〜1.5m程度深くする。
………………
 d, ○
………………
 e, ○

…………………………………
問4
………………
 a, ○
………………
 b, ○
………………
 c, ○
………………
 d, ○
………………
 e, × 層積みより施工は容易である。
………………
 f, ○
………………
 g, ○
………………
 h, ○
………………
 i, × 根固工は、基礎工前面の河床の洗掘を防止し、基礎工の安定をはか
        るために設けるもので、基礎工と絶縁し、河床変化に追随する構造
        とする。
………………
 j, ○
………………
 k, × 根固工は、基礎工前面の河床の洗掘を防止し、基礎工の安定をはか
        るために設けるもので、基礎工と絶縁し、河床変化に追随する構造
        とする。


…………………………………
問5
………………
 a, × すり付け工は、護岸の上下流端で河岸浸食が生じ、護岸が破壊され
    るのを防ぐために設ける。
………………
 b, × すり付け工は、屈とう性があり、ある程度粗度の大きなものを用い
    る。
………………
 c, ○


………………
 d, × 護岸の上・下流端部は、洗掘などにより破壊されることが多いので
     新設護岸の両端部にコンクリートなどによる小口止工を設置すると
        ともに在来河岸との接続部がなじむよう蛇籠などで巻き込み、すり
        つけ区間とする。強度の高い護岸は屈とう性に乏しいので避ける。


…………………………………
問6
………………
 a, ○
………………
 b, ○


…………………………………
問7
………………
 a, ○
………………
 b, ○
………………
 c, ○
………………
 d, ○
………………
 e, ○
………………
 f, × 法覆工の表面が平滑であると、流速が大きくなり基礎部の洗掘や土
        砂の吸出しが生じやすくなるので、表面には適当な凹凸を付ける。
………………
 g, ○
………………
 h, ○


…………………………………
問8
………………
 a, ○
………………
 b, × 基礎工天端高は、計画河床高と現況河床高のうち低いほうより0.5m
    〜1.5m程度深くするが、根固工を設置する場合には、その敷設天端
    高は、基礎工天端高と同じ高さとする。
………………
 c, ○


………………………………
問9
………………
 a, × 法覆工の延長方向の一定区間ごとに設け、護岸の変位や破損が他に
        波及しないよう絶縁するために施工するものは、横帯工である。
     縦帯工は、法覆工の延長方向に連続して設け、護岸の法肩部の破損
        を防ぐために施工する。



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