(2)渓流保全工(流路工)




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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲ 問題 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1 一般
………………
 a, 渓流保全工を扇状地に施工する場合は,その施工により地下水,伏流水
    などの周辺水利に影響を及ぼすおそれがないので,調査を実施する必要
    はないのか? (h28)

………………
 b, 水制工は、流水や流送土砂をはねて渓岸侵食を防止するとともに、流水
  や流送土砂の流速を増加させて渓床低下を促進するために設けるもので
  あり、瀬、淵の創出効果も期待できるのか? (h25)

………………
 c, 工事の実施にあたっては、工事そのものが渓流に現存する生態系に大き
  な影響を与えないように配慮して施工するのか? (h24)

………………
 d, 同じ河床勾配が長い距離で続く場合は、中間部での過度の渓床変動を抑
  制するために帯工を施工するのか? (h23)

………………
 e, 流路幅は、現況の河幅よりも狭めた場合に構造上安全側となることが多
  いので、できるだけ現況流路幅より狭い計画断面とするのか? (h23)

………………
 f, 護岸の法線は、河床勾配、流向、出水状況などを考慮するが、法線の湾
    曲が著しい場合は、地形条件の範囲内でできるだけ湾曲を緩和して、な
    めらかになるように施工するのか? (h22)

………………
 g, 計画河床幅が狭く流域面積が2km2以下の小規模な渓流では、現河床材料
    では計画河床勾配の維持が困難と考えられることから、底張りコンクリ
    ートを施工するのか? (h22)

………………
 h, 河床を安定させるためには、流路工の上下流端に落差工や護床工などを
    設けずに、流入する土砂を速やかに流下させるのか? (h22)

………………
 i, 支川が合流する場合は、合流点付近での洗掘や堆積を生じさせないよ
    う、支川の縦断勾配を本川にあわせるための落差工を合流点直上流の支
    川に施工するのか? (h22)

………………
 j, 帯工の高さは渓床変動幅と一致させ、天端幅は計画河床高に余裕高を加
    えた高さとして落差を設け、渓床の変動を抑制し固定をはかるために施
    工されるのか? (h25,16)

………………
 k, 流路工の上流端には、渓流上流の荒廃状況や砂防工事の進捗状況にかか
    わらず、万一の土砂流出に対応するため、ダムあるいは床固工の施工が
    必要であるのか? (h16,h14)

………………
 l, 底張り工は、河床勾配が急で掃流力が限界掃流力を上回り、洗掘により
    河床維持が困難な場合や河幅が狭く護岸工として根入れするより経済的
    な場合に設けるのか? (h16)

………………
 m, 流路工の渓床勾配を変化させる場合には、変化点付近に洗掘や堆積の現
    象が生じ流路工の維持に困難を生じる場合もあるので、上流部より下流
    部にかけて次第に急勾配になるように施工するのか? (h14)

………………
 n, 流路工は、渓床勾配等で、河床の抵抗力より掃流力がまさる場合におい
    ても、勾配緩和等を検討しできるだけ三面張りは避けることとし、勾配
    緩和、河幅拡大等を考慮しても、なおかつ掃流力のほうが河床の抵抗力
    より大なる場合には三面張りとすることを考慮するのか? (h14)

………………
 o, 三面張り流路工から二面張り流路工に移行する部分では、流速の差によ
    り二面張り流路工の上流端付近の護岸基礎部分に洗掘が生ずるおそれが
    あり、護床工・減勢工を考慮し、また、三面張り下流端には少なくとも
    帯工を設け、吸出しの防止をはかるものとするのか? (h14)

………………
 p, 流路工の施工は、上流側より下流側に向かって進めることを原則とし、
    着手の時期は上流の砂防工事が進捗して多量の流出土砂による埋塞の危
    険がなくなる時期とするのか? (h12)

………………
 q, 流路工の断面は、一般に台形単断面で、流速が大きく越水および護岸面
    の損傷が心配されるため、河床勾配が急なほど法勾配は緩くするのか?
    (h12)

………………
 r, 流路工は、河川改修区域に比べると河床勾配が急なため法線形は極力直
    線状とし、湾曲部での越流や河床堆積などの危険を避けるようにするの
    か? (h12)

………………
 s, 流路工の底張りは、洗掘により河床維持が困難な場合や、河幅が狭く護
    岸工として根入れするより経済的な場合に施工するのか? (h12)



………………………………
問2 床固工
………………
 a, 床固工は、渓床堆積物の流出を抑制し、渓床の著しい変動を防止するた
  めに設けるものであり、原則として、渓床の連続性を確保するための斜
  路や魚道などは設置しないのか? (h25)

………………
 b, 帯工は、その帯工の上流にある床固工の埋没の防止や床固工の間隔が広
  い区間における縦侵食を防止するために設置するのか? (h24)

………………
 c, 床固工は、計画河床の安定化や渓床堆積物の流出を防止するために、渓
  流保全工の上下流端、計画河床勾配の変化点などに設置するのか? 
     (h24)

………………
 d, 勾配変化点においては、上流側の勾配による影響をできる限り下流に及
  ぼさないよう床固工などは施工しないのか? (h23)

………………
 e, 流路幅が広く乱流や異常堆積のおそれがある場合は、原則として単断面
  とし、床固工は設けないのか? (h23)

………………
 f, 床固工の間隔が大きいところで、渓岸侵食・崩壊の発生のおそれがある
    場合には、渓床勾配を緩和するために帯工を設けるのか? (h19)


………………
 g, 床固工の下流の法先は、越流水流によって深掘され、渓床が低下する場
    合が多いので、床固工の根入れを十分とるか、ブロック等による護床工
    ・減勢工を施工するのか? (h18)

………………
 h, 単独床固工の下流及び階段状床固工群の間隔が大きく、縦侵食が行われ
    ている場合に設置される帯工の天端の高さは、渓床高さよりも0.5〜1.0m
    程度高くするのか? (h18)

………………
 i, 床固工は、一般に渓流の上流部が安定しない場合や、あるいは砂防工事
    の進行前の下流部において渓床低下及び侵食が行われている場所に設置
    するのか? (h18)

………………
 j, 縦侵食を防止し、渓床を安定させる目的で設置区間を長くする場合に
    は、床固工を階段状に設け、その高さは一般に5m以上となるようにする
    のか? (h18)

………………
 k, 床固工は、縦侵食を防止して河床の安定をはかり、河床堆積物の流出を
    防止し、三脚を固定するとともに、護岸等の工作物の基礎を保護するの
    か? (h17)

………………
 l, 床固工は、一般に重力式コンクリート型式で施工するが、地すべり地や
    軟弱地盤等の場合には、枠床固工、ブロック床固工、鋼製床固工等を施
    工するのか? (h28,19,17)

………………
 m, 一般に床固工の高さは5m以下であり、計画河床勾配に基づき階段状に設
    置することが多いのか? (h17)

………………
 n, 帯工は、床固工の設置区間において床固工の間隔が小さい場合、局所的
    洗掘により河岸に悪影響を及ぼすことが多く、その対策として用いられ
    るのか? (h17)

………………
 o, 床固工の基礎は、渓床が砂あるいは砂利層の場合、前庭洗掘防止のため
    下流床固工の水通し天端と重複させるのか? (h19,16)

………………
 p, 渓流の屈曲部下流等に設ける床固工は、水流の方向を修正して、曲流に
    よる洗掘を防止・緩和するのか? (h15)

………………
 q, 床固工は、渓床低下のおそれのある箇所に設置するもので、支渓が合流
    する場合には合流点の下流に設けるのか? (h15)

………………
 r, 床固工の方向は、原則としてその計画箇所上流の流心線に直角とするの
    か? (h19,15)

………………
 s, 床固工を長い区間にわたって設ける必要のある場合は、階段状に施工す
    るのが適当であるのか? (h15)

………………
 t, 床固工は、その下流に原則としてウォータクッションを設けないので、
    床固工の落差は5mを限度として、計画河床勾配および床固工の設置間隔
    を決めなければならないのか? (h13)

………………
 u, 床固工の袖は、上流の護岸から流路側に突き出すことによって、流水に
    よる床固工下流部の側面の洗掘を軽減しなければならないのか? (h13)

………………
 v, 床固工の基礎は、河床に岩盤又は大転石が累積する場合以外原則として
    水叩き工を設け、水叩き工下流の先端には必ず垂直壁を設けなければな
    らないのか? (h13)

………………
 w, 床固工と垂直壁間の側壁護岸の基礎は、床固工水通し両肩の直下より後
    退させて設けなければならないのか? (h13)




………………………………
問3 護岸工
………………
 a, 護岸工の法勾配は,渓床勾配が比較的緩く流水やその中に含まれる砂礫
    による摩耗・破壊が少ないと考えられる区間では,緩勾配として親水性
    の向上をはかるのか? (h28)

………………
 b, 護岸工の背後地に湧水が多い場合は,水抜き孔を設けて護岸にかかる外
    力の減少をはかるが,水抜き孔の設置位置は常時の水位より高い位置と
    するのか? (h28)

………………
 c, 護岸工は、渓岸の崩壊防止、渓岸の横侵食防止、床固工の袖部の保護な
  どを目的として設置するのか? (h25,24)

………………
 d, 流路工における護岸工は、流路工を設置する区間の渓岸の決壊を防ぐと
    ともに、床固工および帯工の袖部の保護のために設けるのか? (h10)

………………
 e, 護岸を単独に計画する場合の根入れは、現河床の最深部より深くし、計
    画河床が定めてある場合は、それより1.0m以上根入れを行うことが望ま
    しいのか? (h10)

………………
 f, 床固工と垂直壁間の側壁護岸は、床固工水通し部と同一断面とするのか
    ? (h10)








…………………………………………………………………………………………
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲ 解答 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
…………………………………………………………………………………………
問1
………………
 a, × 
………………
 b, × 水制工は、流水や流送土砂の流速を減少させて縦侵食の防止を図る
    ものである。
………………
 c, ○
………………
 d, ○
………………
 e, × 流路の幅は、河床の安定性を主眼におき、構造物の有無、背後地の
    土地利用等を考慮して決定する。
………………
 f, ○
………………
 g, ○
………………
 h, ×
………………
 i, ○
………………
 j, × 帯工は河床の固定を図るために施工されるものであるから、帯工の
        高さは河床変動幅に多少の余裕高を加えた高さとし、天端高は計画
        河床高と同一として落差を設けない。
………………
 k, ○
………………
 l, ○
………………
 m, × 流路工の渓床勾配を変化させる場合には、上流部より下流部にかけ
    て次第に緩勾配になるように施工する。
………………
 n, ○
………………
 o, ○
………………
 p, ○
………………
 q, × 河床勾配が急なほど、法勾配は急にする。
………………
 r, ○
………………
 s, ○


………………………………
問2
………………
 a, × 落差が大きい場合は、斜路や魚道などを設置する。
………………
 b, × 帯工は、床固工の間隔が広い区間における縦侵食を防止するために
    設置するが、床固工の埋設の防止のためではない。
………………
 c, ○
………………
 d, × 床固工を施工する。
………………
 e, × 複断面化したり、床固工を設ける。
………………
 f, × 
………………
 g, ○
………………
 h, × 帯工の天端は計画の河床高とする。帯工とは落差のない床固工をい
    う。
………………
 i, × 床固工は、一般に渓流の上流部が安定している場合の、あるいは荒
    廃していても砂防工事の進行した後の下流部において侵食が行われ
    ている所に計画するものである。
………………
 j, × 床固工の高さは、一般に5m程度以下とする。
………………
 k, ○
………………
 l, ○
………………
 m, ○
………………
 n, × 計画河床を維持するために設ける落差のない床固工を特に帯工とい
    い、床固工間隔の大きい場合の局所洗掘防止や流路工等の計画河床
    の維持のために用いられる。
………………
 o, ○
………………
 p, ○
………………
 q, ○
………………
 r, × 上流ではなく、計画箇所下流部の流心線に直角とする。
………………
 s, ○
………………
 t, ○
………………
 u, × 床固工の袖が上流護岸面より突き出していると、袖裏に渦流を生じ
        て護岸工基礎が洗掘されたり、洪水時に水制の作用をして下流の護
        岸を破損するおそれがあるため、床固工の袖を上流部で護岸と一致
        させ、洪水時の流下を安定させる必要がある。
………………
 v, ○
………………
 w, ○



………………………………
問3
………………
 a, ○
………………
 b, ○
………………
 c, ○
………………
 d, ○
………………
 e, ○
………………
 f, × 側壁護岸の基礎の平面位置は、床固めより越流水に叩かれないよう
    水通し両肩の直下より後退させなければならない。



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