☆「令和6年度から第二次検定においては、幅広い視点から経験を確認する設問
   として見直しを行う」としています。こちら
 

 ☆令和5年度までの内容は、下記のとおりですので、参考にしてください。



                     [1] 経験記述の書き方


1、記述上の留意事項

a),経験記述は、受験者自身の経験した土木工事について記述するものであ
   り、内容は現場における施工上の技術管理を主体とする。

b),経験記述は、学校や訓練所における教育指導、営業活動、コンサルタント
   の設計業務、橋梁や水門扉以外の鋼構造物の工場製作、造園工事、建築工
   事(建築工事における既製杭、場所打ち杭の基礎工事を除く。)、管工事
  (ビル、住宅等の宅地内における給排水設備等の配管工事)は土木工事の
   経験記述に関係ないものと判断されるので、望ましくない。

 ◆土木工事の経験記述として認められているかどうかは、下記のURLから確認
  してください。
  tebiki_2d04_06_new.pdf (jctc.jp)


2、記述内容

(1)工事名
   (イ)土木工事名であること(建築工事名であってはならない)。
    (ロ)契約書等に記載されている正式の工事名とする。
   (ハ)完了した工事とする。
   (ニ)工事の規模は問わないが、あまりにも小さい工事では問題、課
      題などが見つけにくいので、できるだけ規模の大きいものが望
      ましい。
       (例)○○県道○○線○○地区道路改良工事

(2)工事の内容
   ◆発注者名
     (イ)元請けの場合は、その工事の発注者を記述する。
     (ロ)二次下請けの場合は、一次下請業者名とする。
       (例)○○県、○○株式会社

      ◆工事場所
     ・都道府県名からはじめ、市または郡名、町村名、番地までなる
      べく詳しく記入する。


   ◆工 期
     (イ)契約書などに記載されている工期を記述する。
     (ロ)完了した工事の工期とする。
       (例)平成○年○月~平成○年○月

   ◆主な工種
     (イ)土木工事は多くの工種からなっている。そこで「主な工
                種」となっているので、自分が課題を取り上げた工種を含
                め2~3記述する。
     (ロ)土木工事であること。また、「○○工」というような書き
                方をする。
     (ハ)土工、コンクリート工、舗装工、護岸工など工事内容の分
                かるような工種とする。

   ◆施工量
     (イ)主な工種に記述されたものの施工量を記述する。
     (ロ)掘削土量、コンクリート打設量等具体的な施工量を記入す
        る。
     (ハ)下請けの技術者であっても、契約書の施工量を理解してお
        く。
         (例)切土量○○m3、管渠布設延長φ○○ ○○m

(3)工事現場における施工管理上のあなたの立場

   現場監督、主任技術者、現場代理人、発注者側監督員など指導監督的
   な立場を記述する。係長、課長などと会社内の役職を記述してはなら
   ない。

(4)指定された管理項目について特に留意した技術的課題

  (イ) 令和5年度までの指定管理項目は、下記のように出題された。このように、何が
          指定されてくるのか分からないので施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、
          環境保全対策等について準備する必要がある。また、これだけ準備しておけば、
          これらと異なったものが指定されても、試験会場である程度のものは書けるはず
          である。
      また、2級の経験記述の問題は、2つの施工管理項目から1つを選んで記述すれ
     ばよいので、過去10年では、工程管理、品質管理、安全管理の3つを準備してお
     けばよいことになる。したがって、時間に余裕がない方は、最低でもこの3つに
     ついて準備しておくこと。


          ・令和5年度
        「現場で工夫した安全管理(交通誘導員の配置のみに関するものは除
         く。)」または「現場で工夫した工程管理」 

          ・令和4年度
        「現場で工夫した品質管理」または「現場で工夫した工程管理」

          ・令和3年度
        「現場で工夫した安全管理」または「現場で工夫した品質管理」

        ・令和2年度
        「現場で工夫した安全管理」または「現場で工夫した工程管理」

     ・令和元年度
        「現場で工夫した品質管理」または「現場で工夫した工程管理」

     ・平成30年度
        「現場で工夫した品質管理」または「現場で工夫した安全管理(交通誘
         導員の配置のみに関するものは除く。)」

        ・平成29年度
        「現場で工夫した安全管理(交通誘導員の配置のみに関するものは除
         く。)」または「現場で工夫した工程管理」 

          ・平成28年度
        「現場で工夫した安全管理」または「現場で工夫した品質管理」
         

     ・平成27年度
        「現場で工夫した品質管理」または「現場で工夫した工程管理」

          ・平成26年度
        「現場で工夫した安全管理(交通誘導員の配置に関するものは除く。)
         または「現場で工夫した工程管理」      
     
     ・平成25年度
        「現場で工夫した品質管理」または「現場で工夫した安全管理(交通誘導
         員に関するものは除く。)」

          ・平成24年度
            「現場で工夫した品質管理」または「現場で工夫した環境対策」
          
          ・平成23年度
          「現場で工夫した工程管理」または「現場で工夫した環境対策」

       ・平成22年度
        安全管理または工程管理

     ・平成21年度
        環境対策または安全対策(ただし、交通誘導員に関するものは除く)

     ・平成20年度
        品質を確保するために現場で創意工夫して実施した施工方法、又は品質を
        確保するための品質確認方法

     ・平成19年度
        安全施工の作業開始前点検(建設機械の整備点検に関するものは除く)
        又は降雨の影響を防止するための品質確保対策

     ・平成18年度
        施工計画立案時の事前調査または現場で実施した毎日の安全管理活動


 出題項目 R5 R4 R3 R2 R1 H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20
  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 施工計画                                    ●
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 工程管理 ● ●   ● ●       ●        ●  ●            ●   ●
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 品質管理   ● ●    ●  ●         ●   ●        ●   ●                  ●
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 安全管理  ●   ● ●     ●    ●   ●        ●   ●             ●   ●
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 環境保全                                               ●   ●        ●
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  

  (ロ) それぞれの管理項目は、次の点に留意する。

   ◆施工計画について記述する場合
     施工計画を立案する際、どんな点に注意して作成したか、またそ
     の工事の特殊性、現場の状況から特に考慮したことなどを記述す
     る。
      ・契約条件を守るための工夫
      ・現場条件に対する工夫
      ・仮設備計画上の工夫
      ・施工方法と施工順序
      ・施工機械の選定

   ◆工程管理について記述する場合
     工程管理は、どのようにして工期を守ったか、具体的な手段につ
     いて記述する。
      ・天候不順による工程の遅れ
      ・工事中の事故による工程の遅れ
      ・機械の不都合による工程の遅れ
      ・材料、機械などの手配ミスによる工程の遅れ
            ・工程の進捗を確保する為の処置


   ◆品質管理について記述する場合
     品質管理は、その現場で行った具体的な品質管理の方法と工夫に
     ついて記述する。また、示方書や教科書的な内容とならないよう
     に注意する。
      ・盛土工における含水比、締固め度の管理方法
      ・コンクリート工におけるスランプ、空気量、圧縮強度の維持
       方法
      ・コンクリートの養生方法の工夫
      ・アスファルト舗装工における混合物温度、舗装厚さの管理

   ◆安全管理について記述する場合
     安全管理は、施工上の安全確保、現場およびその周辺の安全対策
     などについて記述する。また、法令や基準をそのまま記述したよ
     うな教科書的な内容とならないように注意する。
      ・作業者の安全確保方法
      ・建設機械の作業の安全対策
      ・仮設備の安全対策
      ・歩行者、通行車両の安全対策
      ・工事現場周辺の安全対策

   ◆環境保全対策について記述する場合
     環境保全対策は、各種公害に対する防止策や建設副産物の有効利
     用等について記述する。
      ・騒音、振動、地盤沈下、水質汚濁、大気汚染、土壌汚染、飛
       散物などの公衆災害防止対策
      ・建設副産物の有効利用
       ・廃棄物の適正な処理

  (ハ)最初に工事の概要を記述してから、本題に入るようにする。

  (ニ)何が課題となったか具体的に記述する。

  (ホ)令和3年度は、7行であったが、指定された行数は超えてはならないが、少なく
          とも1行をあます程度まで埋める。また今後、行数が変更される可能性もある。


(5)技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容

  (イ)(4)であげた課題に対してどのような検討をしたのか記述する。

  (ロ)(4)であげた課題と関連性のある検討項目と検討内容とする。

  (ハ)具体的な検討項目(2つ程度)を示し、その検討理由と検討内容を
     記述する。

  (ニ)令和3年度は、9行であったが、指定された行数は超えてはなら
     ないが、少なくとも1行をあます程度まで埋める。また今後、行数
     が変更される可能性もある。


(6)技術的課題に対して現場で実施した対応処置とその評価

  (イ)(4)であげた課題を効果的に改善するために(5)で検討した内
     容を踏まえ、実施した対応処置を具体的に記述する。

  (ロ)(4)であげた課題に対しての対応処置なので、(4)の課題およ
     び(5)の検討内容に対して論旨に一貫性のある内容とする。

  (ハ)示方書などにあるような一般的なものではなく、その現場特有の
     具体的な内容とする。

  (ニ)その評価は、その対応処置の結果、工事がどうなったのかを書く。
     工事が予定通り完成した事例が望ましいが、失敗した事例では、
     その対策、処置が不適切であったことになり、施工管理の失敗とみ
     なされるので注意する。

  (ホ)箇条書きに記述するとまとめやすい。

  (ヘ)令和3年度は、9行であったが、指定された行数は超えてはならないが、
     少なくとも1行をあます程度まで埋める。また今後、行数が変更される
     可能性もある。



3、記述上の注意

(イ)解答スペースが与えられているので、そのスペースを有効に利用す
      る。行数が与えられている場合は、最後の行にかかる程度の量を目標
      に文章を構成する。また、内容的には優れていても、短すぎると減点
      されるか、始めから読まれないことがあり、逆に多すぎても減点の対
      象となる。

(ロ)文章の書き出しは1文字あけ、また段落で区切る場合も段落の最初の1
      文字はあける。

(ハ)丁寧な字で記述し、不確かな漢字は辞書などで確認しておき、誤字、
      脱字、当て字をしない。(あまりにも漢字が少なくひらがなばかりの
      場合は減点となる。)

(ニ)主語、述語の関係をはっきりさせ、要点を分かりやすく、簡潔に記述
      する。

(ホ)記述内容に沿った専門用語を適切に使用し、できるだけ具体的な数値
      を使用する。

(へ)取り上げた課題が、その工事・工種のものであり、検討内容および対
      応処置を取り上げた課題と一致させる。

(ト)文章は過去形とする。

(チ)経験記述は、高度な内容を要求しているものではなく、本人が実際に
      工事を行ったのか判断するためのものである。

(リ)経験記述例などを写した場合には確実に不合格となる。(実際に土木
      工事経験がない人達が同じ文章を写すことが多いため、すぐに分か
      る。)











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