(3)場所打ち杭の施工



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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 問題 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1 鉄筋かご
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 a, 場所打ち杭の鉄筋かごの施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
     (h29)

  (1)鉄筋かごに取り付けるスペーサーは,鉄筋のかぶりを確保するためのもので,
       同一深さ位置に4~6個で取り付けるのが一般的である。

  (2)鉄筋かごの組立は,一般に鉄筋かご径が大きくなるほど変形しやすくなるので,
       組立用補強材はできるだけ剛性の大きいものを使用する。

  (3)鉄筋かごの組立は,鉄筋かごの鉛直度を確保できるように鋼材や補強筋を溶接に
       より仮止めし,本組立にはなまし鉄線を用い堅固に結合する。

  (4)鉄筋かごを移動する際は,水平につり上げるため,ねじれ,たわみなどがおきや
       すいので,これを防止するため2~4点でつるのがよい。


………………
 b, 場所打ち杭の鉄筋かごの施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。  (r1)

(1)鉄筋かごの組立ては,鉄筋かごが変形しないよう,組立用補強材を溶接によって軸方
     向鉄筋や帯鉄筋に堅固に取り付ける。

(2)鉄筋かごの組立ては,特殊金物などを用いた工法やなまし鉄線を用いて,鋼材や補強
     鉄筋を配置して堅固となるように行う。

(3)鉄筋かごの組立ては,自重で孔底に貫入するのを防ぐため,井げた状に組んだ鉄筋を
     最下端に配置するのが一般的である。

(4)鉄筋かごの組立ては,一般に鉄筋かごの径が大きくなるほど変形しやすくなるので,
     組立用補強材は剛性の大きいものを使用する。



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問2 場所打ち杭基礎の施工
………………
 a, 場所打ち杭基礎の施工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。 (h30)

(1)アースドリル工法では,地表部に表層ケーシングを建て込み,孔内に注入する安定
     液の水位を地下水位以下に保ち,孔壁に水圧をかけることによって孔壁を保護する。

(2)リバース工法では,スタンドパイプを安定した不透水層まで建て込んで孔壁を保護
     ・安定させ,コンクリート打込み後も,スタンドパイプを引き抜いてはならない。

(3)深礎工法では,掘削孔全長にわたりライナープレートなどによる土留めを行いなが
     ら掘削し,土留め材はモルタルなどを注入後に撤去することを原則とする。

(4)オールケーシング工法では,掘削孔全長にわたりケーシングチューブを用いて孔壁
     を保護するため,孔壁崩壊の懸念はほとんどない。


………………
 b, 場所打ち杭工法の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。  (r2)

(1)オールケーシング工法では,コンクリート打込み時に,一般にケーシングチューブの
     先端をコンクリートの上面から所定の深さ以上に挿入する。

(2)オールケーシング工法では,コンクリート打込み完了後,ケーシングチューブを引き
     抜く際にコンクリートの天端が下がるので,あらかじめ下がり量を考慮する。

(3)リバース工法では,安定液のように粘性があるものを使用しないため,泥水循環時に
     おいては粗粒子の沈降が期待でき,一次孔底処理により泥水中のスライムはほとんど
     処理できる。

(4)リバース工法では,ハンマグラブによる中掘りをスタンドパイプより先行させ,地盤
     を緩めたり,崩壊するのを防ぐ。


………………
 c, 場所打ち杭工法における支持層の確認及び支持層への根入れに関する次の記述のうち,
    適当なものはどれか。  (r3)

(1)リバース工法の場合は,ハンマグラブにより掘削した土の土質と深度を設計図書及び
     土質調査試料等と比較し,支持層を確認する。
 
(2)アースドリル工法の場合は,一般にホースから排出される循環水に含まれた土砂を採
     取し,設計図書及び土質調査試料等と比較して,支持層を確認する。
 
(3)オールケーシング工法の根入れ長さの確認は,支持層を確認したのち,地盤を緩めた
     り破壊しないように掘削し,掘削完了後に深度を測定して行う。
 
(4)深礎工法の支持層への根入れは,支持層を確認したのち基準面を設定したうえで必要
     な根入れ長さをマーキングし,その位置まで掘削機が下がれば掘削完了とする。


………………
 d,  場所打ち杭工法の施工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。  (r4)

(1)アースドリル工法では,掘削土で満杯になったドリリングバケットを孔底からゆっく
     り引き上げると,地盤との間にバキューム現象が発生する。

(2)場所打ち杭工法のコンクリート打込みは,一般に泥水中等で打込みが行われるので,
     水中コンクリートを使用し,トレミーを用いて打ち込む。

(3)アースドリル工法の支持層確認は,掘削速度や掘削抵抗等の施工データを参考とし,
     ハンマグラブを一定高さから落下させたときの土砂のつかみ量も判断基準とする。

(4)場所打ち杭工法の鉄筋かごの組立ては,一般に鉄筋かご径が小さくなるほど変形しや
     すくなるので,補強材は剛性の大きいものを使用する。















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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 解答 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1
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 a, (3) 溶接はしてはならない。
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 b, (1) 溶接は行ってはならない。

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問2
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 a, (4)
   (1)「地下水位以下に保ち」ではなく、「地下水位以上に保ち」である。
   (2)スタンドパイプは引き抜く。
   (3)「撤去する」ではなく、「撤去しない」である。

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 b, (4)ハンマグラブによる中掘りを、スタンドパイプより先行させてはならない。

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 c, (3)
   (1)記述の内容は、オールケーシング工法である。
   (2)記述の内容は、リバース工法である。
   (4)記述の内容は、リバース工法である。深礎工法は孔内で掘削を行うため、
      孔底の状態を直接確認できる。

………………
 d, (2)
   (1)「ゆっくり」ではなく、「急速に」である。
   (3)記述の内容は、オールケーシング工法である。
   (4)「鉄筋かご径が小さく」ではなく、「鉄筋かご径が大きく」である。




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