(4)土留め工法・その他
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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 問題 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1 土留め工
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a, 土留め支保工の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。 (h29)
(1)数段の切ばりがある場合は,掘削に伴って設置済みの切ばりに軸力が増加しボル
トに緩みが生じることがあるため,必要に応じ増締めを行う。
(2)腹起し材の継手部は,弱点となりやすいため,継手位置は応力的に余裕のある切
ばりや火打ちの支点から遠い位置に設けるものとする。
(3)切ばりを撤去する際は,土留め壁に作用している荷重を鋼材や松丸太などを用い
て本体構造物に受け替えるなどして,土留め壁の変形を防止する。
(4)切ばりは,一般に圧縮部材として設計されているため,圧縮応力以外の応力が作
用しないように,腹起しと垂直にかつ密着して取り付ける。
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b, 土留め工の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。 (h30)
(1)自立式土留めは,掘削側の地盤の抵抗によって土留め壁を支持する工法で,掘削面
内に支保工がないので掘削が容易であり,比較的良質な地盤で浅い掘削に適する。
(2)切ばり式土留めは,支保工と掘削側の地盤の抵抗によって土留め壁を支持する工法
で,現場の状況に応じて支保工の数,配置などの変更が可能である。
(3)控え杭タイロッド式土留めは,控え杭と土留め壁をタイロッドでつなげ,これと地
盤の抵抗により土留め壁を支持する工法で,軟弱で深い地盤の掘削に適する。
(4)アンカー式土留めは,土留めアンカーと掘削側の地盤の抵抗によって土留め壁を支
持する工法で,掘削面内に切ばりがないので掘削が容易であるが,良質な定着地盤
が必要である。
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c, 土留め支保工の施工に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。 (r2)
(1)切ばりは,一般に引張部材として設計されているため,引張応力以外の応力が作用し
ないように腹起しと垂直にかつ,密着して取り付ける。
(2)切ばりに継手を設ける場合の継手の位置は,中間杭付近を避けるとともに,継手部に
はジョイントプレートなどを取り付けて補強し,十分な強度を確保する。
(3)腹起しと土留め壁との間は,すきまが生じやすく密着しない場合が多いため,土留め
壁と腹起しの間にモルタルやコンクリートを裏込めするなど,壁面と腹起しを密着さ
せる。
(4)腹起し材の継手部は,弱点となりやすいため,継手位置は応力的に余裕のある切ばり
や火打ちの支点から離れた箇所に設ける。
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d, 土留め工の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。 (r3)
(1)腹起し材の継手部は弱点となりやすいため,ジョイントプレートを取り付けて補強し,
継手位置は切ばりや火打ちの支点から遠い箇所とする。
(2)中間杭の位置精度や鉛直精度が低いと,切ばりの設置や本体構造物の施工に支障とな
るため,精度管理を十分に行う。
(3)タイロッドの施工は,水平,又は所定の角度で,原則として土留め壁に直角になるよ
うに正確に取り付ける。
(4)数段の切ばりがある場合には,掘削に伴って設置済みの切ばりに軸力が増加し,ボル
トに緩みが生じることがあるため,必要に応じ増締めを行う。
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e, 各種土留め工の特徴と施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。 (r4)
(1)アンカー式土留めは,土留めアンカーの定着のみで土留め壁を支持する工法で,掘削
周辺にアンカーの打設が可能な敷地が必要である。
(2)控え杭タイロッド式土留めは,鋼矢板等の控え杭を設置し土留め壁とタイロッドでつ
なげる工法で,掘削面内に切梁がないので機械掘削が容易である。
(3)自立式土留めは,切梁,腹起し等の支保工を用いずに土留め壁を支持する工法で,支
保工がないため土留め壁の変形が大きくなる。
(4)切梁式土留めは,切梁,腹起し等の支保工により土留め壁を支持する工法で,現場の
状況に応じて支保工の数,配置等の変更が可能である。
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問2 その他
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a, 道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち,適当でない
ものはどれか。 (r1)
(1)直接基礎は,一般に支持層位置が浅い場合に用いられ,側面摩擦によって鉛直荷重を
分担支持することは期待できないため,その安定性は基礎底面の鉛直支持力に依存し
ている。
(2)杭基礎は,摩擦杭基礎として採用されることもあるが支持杭基礎とするのが基本であ
り,杭先端の支持層への根入れ深さは,少なくとも杭径程度以上を確保するのが望ま
しい。
(3)鋼管矢板基礎は,主に井筒部の周面抵抗を地盤に期待する構造体であり,鉛直荷重は
基礎外周面と内周面の鉛直せん断地盤反力のみで抵抗させることを原則とする。
(4)ケーソン基礎は,沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を低減する措置がとられるため,鉛直
荷重に対しては周面摩擦による分担支持を期待せず基礎底面のみで支持することを原
則とする。
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b, 道路橋で用いられる基礎形式の種類とその特徴に関する次の記述のうち,適当でない
ものはどれか。 (r3)
(1)支持杭基礎における杭先端の支持層への根入れの深さは,杭工法によっても異なるも
のの,設計では少なくとも杭径程度確保することが基本となる。
(2)鋼管矢板基礎は,打込み工法,又は中掘り工法による先端支持とし,また井筒部の下
端拘束を地盤により期待する構造体であるため,支持層への根入れが必要となる。
(3)摩擦杭基礎は,長期的な鉛直変位について十分な検討を行い,周面摩擦力により所要
の支持力が得られるように根入れ深さを確保する必要がある。
(4)ケーソン基礎は,沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を大きくできるように構造的な配慮等
が行われることから,基礎周面のみで支持することを原則としている。
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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 解答 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1
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a, (2) 「遠い位置」ではなく、「近い位置」である。
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b, (3)控え杭タイロッド式土留めは、良質な地盤で、浅い地盤の掘削に適する。
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c, (3)
(1)「引張応力以外」ではなく、「圧縮応力以外」である。
(2)「中間杭付近を避ける」ではなく、「中間杭付近に設ける」である。
(4)「支点から離れた個所に設ける」ではなく、「支点に近い箇所に設ける」で
ある。
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d, (1)「支点から遠い箇所」ではなく、「支点に近い箇所」である。
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e, (1)「土留めアンカーの定着のみ」ではなく、「土留めアンカーと掘削側の地盤の抵
抗によって」である。
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問2
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a, (3)鉛直荷重は基礎外周面と内周面の鉛直せん断地盤反力と井筒部底面地盤の鉛直
地盤反力で支持させる。
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b, (4)ケーソン基礎は,沈設時に基礎周面の摩擦抵抗を低減する措置がとられるため,
鉛直荷重に対しては周面摩擦による分担支持を期待せず基礎底面のみで支持する
ことを原則とする。
★平成28年度以前の問題と解答は、こちらをご覧ください。
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