(4)高力ボルト
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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 問題 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1 締付け作業
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a, 鋼道路橋における高力ボルトの締付け作業に関する次の記述のうち,適当でないも
のはどれか。 (h29)
(1)トルク法によって締め付けたトルシア形高力ボルトの場合には,各ボルト群の1/2
についてピンテールの切断の確認とマーキングによる外観検査を行うものとする。
(2)ボルト軸力の導入は,ナットを回して行うのを原則とするが,やむを得ずボルトの
頭を回して締め付ける場合はトルク係数値の変化を確認する。
(3)ボルトの締付けは,連結板の中央のボルトから順次端部ボルトに向かって行い,2度
締めを行うものとする。
(4)曲げモーメントを主として受ける部材のフランジ部と腹板部とで,溶接と高力ボル
ト摩擦接合をそれぞれ用いるような場合には,溶接の完了後に高力ボルトを締め付
けるのを原則とする。
………………
b, 鋼道路橋における高力ボルトの締付け作業に関する次の記述のうち,適当でないもの
はどれか。 (h30)
(1)フィラーは,継手部の母材に板厚差がある場合に用いるが,肌隙などの不確実な連
結及び腐食などを防ぐため,複数枚を重ねて使用する。
(2)ボルト軸力の導入は,ナットを回して行うのを原則とするが,やむを得ずボルトの
頭を回して締め付ける場合は,トルク係数値の変化を確認する。
(3)摩擦接合では,接合される材片の接触面を塗装しない場合は,所定のすべり係数が
得られるよう黒皮,浮きさび,油,泥などを除去し粗面とする。
(4)トルシア型高力ボルトを使用する場合は,予備締めに作業能率のよいトルク制御式
インパクトレンチを使用することができ,本締めには専用締付け機を使用する。
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c, 鋼道路橋における高力ボルトの締付け作業に関する次の記述のうち,適当なものはど
れか。 (r1)
(1)曲げモーメントを主として受ける部材のフランジ部と腹板部とで,溶接と高力ボルト
摩擦接合をそれぞれ用いるような場合には,高力ボルトの締付け完了後に溶接する。
(2)トルシア形高力ボルトの締付けは,予備締めには電動インパクトレンチを使用しても
よいが,本締めには専用締付け機を使用する。
(3)高力ボルトの締付けは,継手の外側のボルトから順次中央のボルトに向かって行い,
2度締めを行うものとする。
(4)高力ボルトの締付けをトルク法によって行う場合には,軸力の導入は,ボルト頭を回
して行うのを原則とし,やむを得ずナットを回す場合にはトルク計数値の変化を確認
する。
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d, 鋼道路橋における高力ボルトの締付け作業に関する次の記述のうち,適当なものはど
れか。 (r2)
(1)トルク法によって締め付けたトルシア形高力ボルトは,各ボルト群の半分のボルト本
数を標準として,ピンテールの切断の確認とマーキングによる外観検査を行う。
(2)ボルト軸力の導入は,ナットを回して行うのを原則とするが,やむを得ずボルトの頭
部を回して締め付ける場合は,トルク係数値の変化を確認する。
(3)回転法によって締め付けた高力ボルトは,全数についてマーキングによる外観検査を
行い,回転角が過大なものについては,一度緩めてから締め直し所定の範囲内である
ことを確認する。
(4)摩擦接合において接合される材片の接触面を塗装しない場合は,所定のすべり係数が
得られるよう黒皮をそのまま残して粗面とする。
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問2 高力ボルトの施工・検査等
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a, 鋼道路橋における高力ボルトの施工及び検査に関する次の記述のうち,適当でないも
のはどれか。 (r3)
(1)溶接と高力ボルトを併用する継手は,それぞれが適切に応力を分担するよう設計を行
い,応力に直角なすみ肉溶接と高力ボルト摩擦接合とは併用してはならない。
(2)フィラーは,継手部の母材に板厚差がある場合に用いるが,肌隙等の不確実な連結を
防ぐため2枚以上を重ねて用いてはならない。
(3)トルク法による締付け検査において,締付けトルク値がキャリブレーション時に設定
したトルク値の10%を超えたものは,設定トルク値を下回らない範囲で緩めなければ
ならない。
(4)トルシア形高力ボルトの締付け検査は,全数についてピンテールの切断の確認とマー
キングによる外観検査を行わなければならない。
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▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 解答 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
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問1
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a, (1)「各ボルト群の1/2」ではなく、「全数」である。
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b, (1)フィラーは、重ねて使用しない。
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c, (2)
(1)溶接後にボルトを締め付ける。
(3)中央部のボルトから順次、端部へ向かって締め付ける。
(4)軸力の導入は,ナットを回して行うのを原則とする。
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d, (2)
(1)「各ボルト群の半分」ではなく、「全数」である。
(3)回転角が過大なものについては、新しいボルトセットに取り替え締直しする。
(4)接触面を塗装しない場合は、接触面は黒皮を除去して粗面とする。
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問2
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a, (3)「設定トルク値を下回らない範囲で緩めなければならない。」ではなく、「新し
いボルトセットに取り替えて締め直す。」である。
★平成28年度以前の問題と解答は、こちらをご覧ください。
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